1.面倒くさい!家中に運ばれる猫砂のお掃除
猫ってかわいくて癒やされるけど、部屋のお掃除も大変ですよね。 私も週末にまとめてお掃除したいんですけど、毛や猫砂が毎日そこらへんに転がっているんです。 ちゃちゃっと片づけたいんですが、猫砂を弾いてしまう掃除機や、スイッチを切るとヘッドからこぼれる猫砂等、猫砂のお掃除となるとイマイチな機種もあります。 お掃除したらしたで、 掃除機のダストカップやフィルターに猫砂の粉ぼこりがこびりつくので、 吸引力の維持や故障を防ぐために、掃除機のお手入れも必要です。 中には、掃除機を怖がって隠れてしまい、掃除の後もしばらく出てこない猫ちゃんもいます・・・。 猫がいると、掃除機のスペックや価格だけでは決められないポイントがありますよね~。2.ライフスタイルで選ぶ掃除機
掃除機といえば、コードレス掃除機、キャニスター掃除機そしてロボット掃除機があります。 コードレス掃除機は、充電されていれば、すぐに手に取って使えるので ゴミが気になった時にさっと手に取れるのが便利です。 また、スティック型でスマートなデザインなので、 部屋の隅に立てかけて充電していても邪魔にはなりません。 キャニスター掃除機は、電源に接続して使うのでパワーが安定していて、 ゴミをためる部分が大きいので、ゴミ捨ての頻度が少ないという利点があります。 ただ、クローゼットから出して、使う場所まで運んで、コンセントにコードを指す、という 3ステップが億劫で、ついお掃除を先延ばしにしがち。 ロボット掃除機は、セットすれば床を掃除してくれるので、 広い面積をゆっくり丁寧にお掃除してくれる便利さで人気です。 でも、「Hey!ルンバ。そこに落ちている猫砂を吸って」という指示はできないので、 ピンポイントのお掃除は人間がやったほうが早いですね。 週末にキャニスター掃除機でがっつりお掃除するという場合も 外出時にロボット掃除機を起動させる場合も 気になった時にすぐ手に取れるコードレス掃除機があれば いつも綺麗で気持ち良いお部屋をキープできます。 そこで、平日も週末もすぐに手に取ってお掃除できる、人気のコードレス掃除機をご紹介します。3.人気のコードレス掃除機を、猫のお世話係の視点で徹底比較!
今回、コードレス掃除機の使用感を確かめるために、実際に家電量販店で徹底的に体験してきました。 中でも人気とブランド力に定評のある機種を4つご紹介します。①吸引力
コードレスのサイクロン掃除機で、猫砂(紙、鉱物)を吸える吸引力があるか試してみました。 さすが最新機種!すべて、猫砂を吸いました。 ただし、ダイソンは使用感に特徴があって、カーペットの上だと床面に吸い付くような抵抗感があるので、ヘッドを床面にあてる角度を調節する必要があります。機種名 | 猫砂を吸うか | 床面での使用感 | ||
ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy(SV18 FF H) | ひと押しで吸い込めました
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フローリング向き。 カーペットの場合、床面に吸い付くような抵抗感があります。 フローリングにラグを敷いている場合、床面にヘッドをあてる角度を調節する必要があります。 | ||
シャーク EVOPOWER ADV CS601 | フローリング、カーペットともにくせのない使用感。 ダイソンのように、カーペットへの吸い付き感はないです。 | |||
SHARP ラクティブエアーEC-AR10 | 押して引いての
一往復で吸い込めました
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TOSHIBA トルネオVC-CLW33 |
②毛の絡まり(ヘッドの形状)
お手入れのしやすさは、ヘッドに毛がからみにくく取り除きやすいこともポイント! 特に、ダイソンとシャークはブラシではなくナイロンフェルトの素材なのでからみにくいです。機種名 | タイプ | 特徴 |
ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy(SV18 FF H) | 「フラフィ」ヘッド
(ナイロンフェルト)
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毛足が細く毛布のような手触りのローラー。 毛が入りこまないので、毛が絡みにくく取りやすい。 フローリングのお掃除に適しています。 |
シャーク EVOPOWER ADV CS601 | マルチフロア用ハイブリッドパワークリーン
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毛足が細く毛布のような手触りのローラー。 毛が入りこまないので、毛が絡みにくく取りやすい。 フローリング、ラグどちらもOK。 |
SHARP ラクティブエアーEC-AR10 | SHARP
ラクティブエアーEC-AR10
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密度があり縮れたブラシで、毛が入り込みにくい。 フローリング、ラグどちらもOK。 |
TOSHIBA トルネオVC-CLW33 | からみレスのブラシ
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特殊編み加工されたブラシで、毛がからみにくい。 フローリング、ラグどちらもOK。 |
③ダストカップのお手入れ
吸塵力の維持や故障を防ぐために、ダストカップやフィルターを簡単に取り外せて、 こびりついた猫砂の粉ぼこりを取り除きやすいことも重要です。 全機種、ダストカップとフィルターの水洗い可ですが、取り外す手間に差がありました。 特にダイソンが取り外しの手間が少ないです。機種名 | ダストカップを 取り外すステップ |
フィルターを 取り外すステップ |
ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy(SV18 FF H) | ①レバーを引いて ダストカップを取り外す | ①本体の後ろにあるフィルター部分を取り外す |
シャーク EVOPOWER ADV CS601 | ②ダストカップから サイクロン部と フィルターを取り出す | |
SHARP ラクティブエアーEC-AR10 | ②ダストカップから プリーツフィルターと 筒形フィルターを取り出す | |
TOSHIBA トルネオVC-CLW33 | ①ボタンを押して ダストカップを取り外す | ②ダストカップカバーを外す ③フィルターと分離ネットを取り出す ④ボタンを押して分離ネットからフィルターをはずす |
④音
怖がりな猫ちゃんにできるだけストレスをかけたくない場合、稼働音の大きさも判断材料のひとつになります。 稼働音の大きさを比較するために、「dBメーター」というアプリで実際に計ってみました。 強モードで、本体から50㎝の距離で計測したところ、SHARPラクティブエアーが一番小さな音でした。 相対的な音の大きさの目安にしてみてくださいね。 ちなみに、騒音の目安は、70〜80dBが地下鉄の車内等、80〜85がゲームセンター等とされています(出典「全国環境研協議会 騒音小委員会」)。機種名 |
音の大きさ 単位:dB(デシベル) |
補足 |
ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy(SV18 FF H) | 82 | – |
シャーク EVOPOWER ADV CS601 | 84 | – |
SHARP ラクティブエアーEC-AR10 | 73 | 低騒音化技術で音を小さくする工夫がされています。上位機種のSR10は、 英国の騒音防止団体からQietMarkを取得。 |
TOSHIBA トルネオVC-CLW33 | 82 | – |
⑤デザイン
すぐに手に取れるよう部屋に出しっぱなしの場合、部屋のインテリアに馴染むかもポイントです。 ダイソンはモダンインテリア、シャーク、SHARPやトルネオはシンプル、ナチュラルなインテリアに馴染みます。機種名 | カラー展開 | 馴染みやすいインテリア |
ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy(SV18 FF H) | ブルー | モダンなインテリア |
シャーク EVOPOWER ADV CS601 | ブラック、サンドピンク | シンプル、 ナチュラルなインテリア |
SHARP ラクティブエアーEC-AR10 | ホワイト、ブラック | |
TOSHIBA トルネオVC-CLW33 | ベージュ |
⑥価格
猫砂を吸えるだけの基本性能があることが前提のおすすめ機種の参考価格です。機種名 | 楽天価格 (2024.11現在) | 参考: エントリーモデル ~ 上位モデル |
ダイソン Dyson Digital Slim Fluffy(SV18 FF H) | 49,500円 | 32,800(SV10K EXT BK) ~ 79,800(SV23 ABL EX) |
シャーク EVOPOWER ADV CS601 | 55,000円 | 89,650(IW3241J) ~ 19,800(CH966J) |
SHARP ラクティブエアーEC-AR10 | 51,980円 | 32,980(EC-FR10) ~ 99,000(EC-SR10) |
TOSHIBA トルネオVC-CLW33 | 47,911円 | 30,444(VC-CLS13) ~ 76,181(VC-CLX73) |
4.まとめ
猫砂を吸うという基本性能を備えていることはもちろん、 お手入れのしやすさ、 怖がりの猫ちゃんにストレスをかけたくない、 出しっぱなしでもインテリアを邪魔しない等、 猫と暮らして15年の視点から、おすすめのコードレス掃除機をご紹介しました。 ・ラグなしのフローリングで、吸引力重視の場合は、ダイソン ・スタイリッシュなデザイン重視の場合は、シャーク ・怖がりの猫ちゃんがいて、ナチュラルなお部屋に馴染むカラーが好みの場合はシャープ ・機能的には十分で価格重視、シンプル、ナチュラルなお部屋に馴染むカラーが好みの場合はトルネオ 等々、 ライフスタイルや好みにフィットする、納得の一台を選んでくださいね。
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